【悲報】「生産性がない」発言から考える日本が先進国でなくなる年は?(後編)
【悲報】日本が先進国でなくなる年は???前編 - やらなきゃ絶対損な超節約術・投資まとめ blog
前編から引き続き後編にてもう少しこの話題について考えたい。
◆杉田水脈議員の「生産性がない」発言について
何かと話題性のある杉田議員だが、水脈って何て読むの?から始まったのは私だけではないと思いたい。
◆杉田議員の発言(引用)
『例えば、子育て支援や子供ができないカップルへの不妊治療に税金を使うというのであれば、少子化対策のためにお金を使うという大義名分があります。しかし、LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同を得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり「生産性」がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか。にもかかわらず、行政がLGBTに関する条例や要項を発表するたびにもてはやすマスコミがいるから、政治家が人気とり政策になると勘違いしてしまうのです。』(『新潮45』より)
名前が少し珍しいと思ったが、ここまで発言する議員はもっと珍しいと思う。
この発言は差別的であるが、私が気になったのはメディアの報道が杉田議員のバッシングばかりになり、発言の真意について深く議論するようなことがなかったことだ。
国民が皆子供を作らなければ国は国民がいなくなるため無くなるしかない。国が永続的に続いていくためには子供が不可欠だ。残念ながらその前提条件の成り立つ中で、LGBTのような人が成り立っていける。皆がLGBTになると国は滅びてしまう。
理想は国民皆が好きな生き方ができる社会が理想だとは思うが・・。
◆日本の高齢化
(出典)総務省「国勢調査」及び「人口推計」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計):出生中位・死亡中位推計」(各年10月1日現在人口)、厚生労働省「人口動態統計」
今さら述べる必要はないが、この国は衰退へ向かっている。
そうした中でメディアやマスコミのあるべき姿はその問題意識を国民へ常に投げかけ、どうやったら解決できるのか様々な考えが議論されるような社会構築への手助けだと思っている。
杉田議員の発言はふさわしいものではなかった。しかしながら杉田議員の発言をきっかけとしてこの国の将来を改めて見直したい。
この国は気持ち悪い。
今回の件で見えた一面からは正直そう思ってしまった。
このように考えたのは自分だけではないはずだし、こういった事実は分かったうえで杉田議員や差別に対して訴えるのは良い。
しかし様々な社会的弱者と言われる層を支え続けていける時間はこのままだと長くはなさそうだ。
◆日本に期待される姿
悲観的な話ばかり出てきたが、明るい話題もある。
日本の観光競争力は、上昇している。2020年の東京オリンピックへ向けてさらにクローズアップされてくるだろう。民泊ビジネスや不動産絡みの分野をはじめ経済にも明るい話題となりそうだ。
日本の人口減少は揺るがない。他の国に経済では抜かれていく。
しかしながら全ての分野で衰退していくわけでもない。
また国として、個人として将来へ投資できるものもあるはずだ。
また今でこそ国境という概念はインターネットの普及からなくなってきている。
日本人もこれから日本だけに留まるという考え方は少なくなってくるはずだ。
◆最後に
この話題については最後になるが、「日本が先進国でなくなる年」というタイトル
に対しての回答をここまで一切書いてこなかった。
自分の回答としては、個人の中で国という概念が薄まっていく時代になるのではないかと考えている。前編で紹介した海外旅行で出会った海外生活をしている男性にとって、日本とはホームシックを感じない故郷なのだそうだ。この辺りは個人差があると思うが、国内外問わず個人は自立していくべき時代となる。
少なくとも私個人は日本が先進国からなくなる年はいつなのかと考える前に、将来は国外であろうと国内であろうとも自分が自分自身と自分の家族を支えていく必要があると確信している。国に頼るという何も行動を起こさない精神は国を亡ぼす。良いのか悪いのか国という意識は薄まっていく。
偉そうなことを書いたなと自分自身思うが、小さな準備でも初めて行きたい。今ある幸せを将来も続けたい。
そう思う。